ユーザー車検代行のお仕事

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ユーザー車検代行のお仕事

ユーザー車検代行とは自動車のユーザーの代わりに第三者が点検し、国の検査場に車検を受けに行く事をいいます。通常、車検に出す場合、カーショップやディーラー、整備工場などで点検や車の修理などをしてから出すのが一般的でしたが、この方法だと手数料や修理費用などがかさみ (2000ccクラスで大体総合計15万円~20万円など) 何かと車検代が高額になってしまいますね。 しかし、1995年7月に法改正が行われ、一般人 (車の使用者) でも自動車検査場に自ら行って車検が出来るようになりました。 これが俗に言うユーザー車検ですが、この方法で車検を受けると、ディーラーや整備工場などでやってもらうよりも、一回の車検にかかる手数料や費用をかなり抑える事が可能になった訳です。ユーザー車検を行う人は不況や節約志向、日本車の丈夫さに対する信頼もあり、年々増加傾向にありますが、自分でユーザー車検に行くと長くて半日ほど費やしてしまう場合もあり、忙しい人は結局カーディーラーなどに頼むしかありません。 それでも何とか車検費用を格安に抑えられないか、ということで登場したのがこの 「ユーザー車検代行」 というものです。

ユーザー車検をする場合の費用の相場

車検を合格させるには 「法定点検(24ヵ月点検)」 に関する点検整備を行わなければなりませんが、ユーザー車検をする場合、ユーザー (所有者) 自身が法定点検内容に沿った点検と整備を行わなければいけない事と法律で定められています。 もし、法定点検をきちんと受けたいとなると、国からの指定をうけて国の検査場と同等の検査を実施できる民間車検工場、つまり、ディーラーや、街の自動車整備工場に頼む事になりますが、実はこの法定点検での車修理や点検整備の手数料や修理費用がかなり高額になる訳ですね。 もちろん、法で定められた点検なので安心感はありますが、業者によっては過剰整備 (まだ使える部品なのに交換してしまう、不具合でないのに不具合だと言って無理やり修理してしまう) などで車検代が高額になってしまうのです。 ※もちろん、本当に必要な修理のみを行う正直な業者もあります。正直でクリーンな業者に頼んだとしても結局、整備費用などはかかりますので、ユーザー自身が法定点検をして、何も不具合がなければ整備費用は無料となります。 後は車検での絶対に必要となる最低限費用 「法定費用」 (税金や保険料など) を支払えば終了です。

車検での法定費用例


【軽自動車】  
自動車重量税7600円、自賠責保険21970円、検査手数料1400円  合計30970円

【1000ccクラスの小型車】 (車両重量が1トン以下)
自動車重量税20000円、自賠責保険24950円、検査手数料1700円  合計46650円

【2000ccクラスの普通乗用車】 (車両重量が1トン以上1.5トン未満)
自動車重量税30000円、自賠責保険24950円、検査手数料1800円  合計56650円
※上記の金額はあくまで参考例ですので年代により変わる可能性があります。


ユーザー車検代行業をしなくても、自分でユーザー車検をするだけで、かなり車検費用を抑える事が出来るので経済的ですが、問題は法定点検を自分でやって大丈夫か? ということですね。 車に詳しい人が点検した場合や、比較的新しい車、修理したばかりの車であれば大丈夫ですが、不安な方は信頼できる街の修理工場で見てもらったり、最近ではディーラーでも格安で点検を行なってくれる所もあるので、点検修理のみ依頼するのも手です。

ユーザー車検代行の費用相場

法律では代行者は基本的に認証整備工場を保有していないので、代行者自身が法定点検を行う事は一切出来ない事となっています。 なので法定点検はユーザー任せなので法定点検費用や検査料、その他、コースオプションなどは無料となります。 後は車検での最低限費用 「法定費用」 がありますが、この費用はユーザーが支払います。では、どこで利益を得るかというと、車検代行料 (手数料) として相場10000円~15000円をユーザーから貰う訳です。 よく 「格安でユーザー車検代行します!12800円~から!!」 なんて広告を見かけた方も多いと思いますが、まさにこれの事なんですね。 なのでユーザー車検代行する場合は、この車検代行料 (手数料) を自由に設定する事が出来ます。 例えば、手数料を10000円に設定していたとしても1日に3台請け負ったとすると、利益は1日で、30000円になります。

ユーザー車検代行の仕事をするには?

ユーザー車検代行をするにあたって一番利益を上げる方法は、自分でユーザー車検代行業をしてしまう、つまり自営業者になる事ですが、車に詳しくない、もしくはユーザー車検も行った事がない、という方は、最低でも一度は自分でユーザー車検を受ける事をお勧めします。 それでも自信がない人はガソリンスタンドや、街の自動車整備工場などでもユーザー車検代行をやっている事があるので、そこでアルバイトとして働き、要領をつかむといいでしょう。 ただし、時給はあまり高くないかもしれませんが、そこで人脈や要領をつかめば、自分でユーザー車検代行業をする足がかりにはなります。 

ユーザー車検代行の求人は?

ユーザー車検代行アルバイト求人などはあまりないかもしれませんが、ネットの自動車関連のサイトやユーザー車検に関連するサイトで募集している場合もあるのでチェックしてみてください。 例えば1台2000円の歩合制だった場合、午前中3台の仕事をこなせば、6000円になるなど。

ユーザー車検代行を自分で開業することもできます

自分でユーザー車検代行を開業する事は実は簡単で、資格も何もいらないので、例えば自宅にガレージなどあれば、そこを拠点として看板を出し、ビラなどを配ったり、HPを作ったりして客を集めればいいのです。 また友達や知り合いが多い人であれば、まずは友達などから代行させて貰って、人脈を広げて行く方法もあります。 ただし、ある程度車に詳しくなってからのがいいかもしれません。 万が一、車検で不合格が出た場合や、ユーザーが 「法定点検」 も業者に任せたいと言った場合、代行業者を通して  「外注」 という形で法定点検の実施は可能なので、不合格になった箇所は修理工場に持ち込んで、そこだけを修理して、修理代は実費で客に請求する事ができます。もちろん開業していきなり高収入を得るという事は難しいと思うので、あくまで最初は副業としてユーザー車検代行業をしたほうがいいかもしれませんね。
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